2017/03/10

ありがとう

足が冷えて
氷みたいになったので
両手に包み
こすってみた

あなたは
こんなことすらできないのです

洗濯物を干しても
料理をしても
お風呂に入っても
お茶を飲んでも
あなたを案じる
母よ

母よ
わたしを憶えていますか
泣くのをやめて
わたしは生きています

泣いて哀れむことは
もうしない
あなたのことも
わたしのことも

それなのに
あなたをお守りくださるようにと
祈る時には
涙があふれてくるのです
わたしのつたない言葉では足りず
祈りは届かないのではないかと
涙があふれてくるのです

神様
神様
神様

神様を呼ぶように
母を呼んでいる

ありがとう
ありがとう
ありがとう

祈りが本物になるように
ただ
ありがとうと
祈っている



自分が生きていていい理由を探す


母が倒れて、明日で二年。
あれからずっと、自分が生きていることが申し訳ないような罪悪感がある。
母のそばにいないで、母の役に立てずに生きていていいのかと、何度も考えた。
日々、自分が生きていていい理由を探している。

祈りが、本物となるように、厳しいものであるように
日常の行動のひとつひとつを、自分として精一杯しているつもりでも
つい無駄に食べ過ぎたり、無為に過ごす時間があると
自分を責めてしまう。
わるい癖。子供の頃からの、よくない考え。

祖母から聞いた話では、母は姉がまだひとり子供であった時
結婚生活のつらさに耐えかねて、実家に何度か逃げ帰った。
最後に逃げ帰った時、お腹にわたしがいたのだと言う。
母と祖母は折り合いが悪く、母はその後、病んでしまう。

わたしさえいなければ、と考える悪い癖はそこから始まった。
母を犠牲にした。
今も、まだ母を犠牲にして、自分は生きているのだ。
生きることは、誰かをしあわせにできることかもしれない。
誰かがしあわせになれば、誰かは不幸になるのかもしれない。
今、たとえ無理に頑張ってでも、わたしが笑っていたら、どこかでは
誰かが泣いているのかもしれない。
自分というものの罪深さ。

それが、母ではないように
それが、姉ではないように
できることなら、誰をも傷つけることがないように
わたしの祈りが、厳しい本物の祈りとなって届くように
祈るべき言葉、伝えるべき言葉は、たったひとつ。

ありがとう。






猫の村にお越しくださり
ありがとうございます
ちからづけていただけましたら しあわせです
平和な一日でありますように 

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