2017/03/11

あたたかい

ふんわりと
つつんでくれる
あたたかい空気をまとった人に
会いたい

突然あらわれても
びっくりしない
堂々たる人に
会いたい

逃げてきた
近づくと
ぴしゃり

冷気を放つ人から

でも
ほんとうは
そんな人がいちばん
あたたかさを求めてる

気づいてても
逃げてきた

自分のあたたかさに
自信がなくて
わたしもきっと
冷たかった

言葉を選ばなくては
傷ついてしまうなら
なにも話さずに
となりにいよう

はっきり言えないことなら
黙って
並んで座ろう

いっしょにいよう
あたたかい空気が
つつんでくれるまで

ひとりは寒いけど
よりそえば
あたたかいから

言葉はなくとも
同じところを見つめていたら
伝わることも
きっとあるから

すこしのあたたかさを
ここにあつめて
みんなで
同じところを見つめていこう

いつか
あたたかくつつみ合えるように
いつか
こころから
話せるように

あたたかい空気をまとった
あなたのように生きたい
何がおきても驚かない
堂々たる
あなたのように生きたい

誰かを
あなたを
あたたかくつつむ
わたしでありたい


考えつづけて
 

東日本大震災から六年となった今日、母が倒れてから二年が過ぎたことになる。
大震災が起きた初秋、何年かぶりで実家に帰った。
あれから、変わったこと、失ってしまったもの
新しく始めたこと、そこからの苦難。
母が病に倒れ、父にも重い病気がわかって
闘病の後天国へ旅立った。
母はまだ病にある。

母は大震災で心を傷め、それら映像は一切見られなくなり
以前にもまして、一層熱心に神仏に拝むようになっていた。
何のためにあんなことが起きなくてはならなかったのか、と嘆きつづけていた。
わたしも、どうして一時に、あれほどの大切な命
かけがえのない魂が、一瞬にして奪われるようなことを
神様はなさったのだろうか、と考えつづけている。

答えは見つからない。
それでも考えつづけている。

東京の電力を作り出すための原発。
むごい人災であった、と済ませるわけにはいかない。
地震と津波、原発事故。この国は、未来永劫に、ここから離れてはいけない。
ひとりひとりが我が事として、考えなくてはいけない。
できることは取るに足りぬ、小さいことであっても
つづけていけば、みんなでやれば、変えられることもきっとある。

底が浅い考えだけれど、自分のできることを考えて始めた。
電子レンジを手放して、電気炊飯ジャーを手放した。ドライヤーも止めた。
寒がりだけど信じられないほどの厚着をして、暖房を最小限にした。
夏は扇風機を活用する。まだまだ、いろんな小さい積み重ねをしている。
やらないよりはやろうと決めた。
東北だけでなく、被災した土地の物をもとめるよう心がける。

毎食炊きたての鍋炊きご飯は、ことのほかおいしくて
ゆたかな気持ちになった。
火加減を見て炊き上げる、たった十五分の時間。
ささやかだけれど、生きているという気持ちになる。
すこしだけでも、走った時のような、はればれとした気持ち。

小さく生きることを選んだ。
自分という小さいものを、どうにかして活かしてみたい、という気持ちがある。
そうして、父のもとへ、胸をはって旅立ちたい。
まだまだ、そのような自分にはなっていない。
できることは限られて、役立たぬことばかりだけれど
迷惑をかけ、負担をかけている人に、支えられているばかりの人生ではあるけれど
感謝の気持ちをかたときも忘れずに、今日も生きている。
苦しみにある人のことを考えて、今日も生きている。

この国が、かならず救いのある国となれるように、考えつづけて
小さくとも、今日もできることをする。






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平和な一日でありますように 

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